成年後見制度について

■成年後見制度とは
 
物事を判断する能力が十分でない方(以下 ご本人)について
  ご本人の権利を守る援助者を選び、 ご本人を法律的に支援する
  制度です。成年後見制度には2つの種類があります。

①任意後見制度
  交渉人の作成する公正証書によって、
  任意後見契約を結んだもの
 
②法定後見制度
  ご本人の判断能力が不十分になった後、
  家庭裁判所によって後見人が選ばれる制度

講師:近藤 孝司 先生
(社会福祉協議会)

■成年後見人等の仕事
 
1.何をするかの計画作成
 2.必要な手続きの実施
 3.お金のトラブルから本人を守る
 4.本人の生活のようすを家庭裁判所に報告

成年後見人等のできないこと
 ・日常生活上の消費の取消
 ・事実行為
 ・医療行為
 ・被後見人の保証人


■今回の講座で得られたこと
具体的な事例を交えて後見人の仕事について教えていただきました!
会場でしか聞けないオフレコ情報もあり、後見人制度をより身近に感じることができました!

一貫して重要だと思った点は
「健康なうちに成年後見人になってくれる人を探しておく」ということです。
身内でも後見人になること自体は可能ですが、それなりの知識が必要。
まだまだ普及率の少ない制度ですが、当制度の認知を広め利用者が増えていけば
後見人を必要とされる方々の悩みも解消されます!

早いうちに理解を深め、いざ自分が後見人制度を利用したいとなった時に
困らないよう準備しておくことが大切です。