延命治療について
■ 昨今多い病
心不全、脳血管障害を差し置いて
最も多い病気が癌です。
しかし癌は事前に余命がある程度分かりますが
心不全や脳血管障害はそれが見えません。
■ 近年の癌事情
男性の65.5% 女性は50.2%は
一生に一回癌になる
つまり2人に1人の確率で癌になるそうです。
癌の種類によって進行度の速さや
発見のしやすさ等の違いにより
生存率が異なってきます。
医療の進歩に伴い5年生存率も
年々上昇傾向にあります。
■ なぜ癌になるのか
主に環境要因と感染症、遺伝要因です。
環境要因のうち特に
喫煙は原因の2〜3割をしめています。
感染症においてはさまざまな要因がありますが
近年では予防接種によって
感染予防を行うことができます。
生活習慣の見直しや感染対策により
癌を予防することができます。
■ 延命治療のメリットとデメリット
<メリット>
・余命が伸びる可能性がある
・家族との時を持てる
・生きているうちにやりたいことができる(意識がある前提)
<デメリット>
・本人の意思に反する場合がある
・医療費負担が増える
・家族に与える精神的苦痛が増える場合がある
■ 本日の講話を聞いて
必ずしも延命治療が本人のためになるものではないと思いました。
延命することで得られる恩恵ももちろんありますが
それによって増す苦痛もあることを考えると
自分自身、そして支えてくれる周囲の人々と共に
死とどう向き合っていくのか考えていくことの方が大事だと感じました。
医療現場のリアルな実情を教えてくださったため非常に勉強になりました!